2011年12月8日木曜日

コンゴ大統領選挙、結果「発表の難航」は、コートジボワールの前例を危惧

12月8日にコンゴ(旧ザイール)の大統領選挙の結果が発表されることになっていたが電子機器の関係で48時間の遅れが出る模様。現大統領のジョゼフ・カビラ(コンゴ・ザイール解放民主勢力連合ADFL)が優勢だと経過が報告されカビラ氏が49%、野党のエチエンヌ・チセキディ氏は39%となると予想されているが、反対派はこの数字を拒絶している。

12月6日で大統領任期は終了したはずだが、委員会はこれを延期させ、12月17日に最高裁判所が新大統領を宣言するまでカビラ氏が大統領権を行使することになった。

フランス政府は大統領選挙の各投票所ごとの開票結果を公表するように委員会に要請し、各政党の静粛な責任ある対応をするよう求めている。カビラ氏への抗議で、262人が逮捕されて大きな緊縮をはらんできている。

2010年末のコートジボワールの大統領選挙ではロラン・バグボとアラサン・ワタラが共に大統領選挙当選を主張して国連やフランスが介入し国を分けての市民戦争となった。コンゴ大統領選挙でも、同様な事態へ発展する危険性は無いとはいえない。



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