21日イランは国家の利益が脅かされているとして国際社会に対し警告を発した。これはイランの核開発計画を危険なものだと見て経済制裁を国連安保理で採決した措置を不服だとして国際社会にたいして軍の№2のモハメッド・ヘガジィ氏が半官半民のファルス通信に語ったもの。
そのため20日以来、国際原子力機関(IAEA)の代表がイランを訪問している。イラン側の提案で核計画での六カ国交渉(米、ロシア、中国、フランス、英国、ドイツ)が先週に受け入れられていた矢先であった。
イラン共和国では、核開発計画の平和利用面での交渉を希望しているのであって、その総ての核計画のすべてを制御する交渉ではないととっているらしい。
しかし日本が国際原子力機関(IAEA)の統制下で原爆事故が平和利用であっても起きていることを考えれば、そして原爆兵器の製造が欧米の民主主義社会で許されていることを見ればイランだけが問題にされることは文明や人種に対する誤った偏見が先行しているとも考えられる。