2012年4月22日日曜日

民主主義を実現する仏メディアの責任、世論調査の造作に抗する

欧州議員のダニエル・コンベンディット氏は左派系新聞リベラション紙4月18日でフランソワ・オランド社会党大統領候補は既に勝利していると話している。それはフランス人がニコラ・サルコジの再選を喜ばないからだといっている。同様に左派系のインターネット新聞メディアパート(Mediapart)社のフランソワ・ボネ編集長も世論調査を一回もメディアパートはしなかったとして調査に懐疑的だ。そこにはすでに十分にサルコジの政治の不正を叩いてきたという確信があるのであろう。

最終段階になったが主要調査会社6社の結果を同時掲載していた日曜新聞(JDD).frは掲載をやめたようだ。左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.だけが掲載し続けている。そのなかでこれまでにサルコジ大統領とオランド氏の人気が逆転した有名な交差点とはなんであったのか?疑問が大きくなっている。世論調査が造作したものなのか?という疑問だ。最終的には世論調査はどこも初めの頃の数字と相似をなしているのも不思議である。今回の仏大統領選挙ではサルコジの嘘が大きく取り上げられたのは、嘘をつかないと整合性をもてないということであった。そこに疑問が感じられないように煙幕の魔法をかけたのが一部の官製メディアであり調査会社であったのだろうか。これは民主主義を実現する上でメディアの責任を問う重大な問題を提出している。


【参考記事】
http://www.liberation.fr/politiques/2012/04/18/hollande-a-gagne-pour-cohn-bendit_812540
POLITIQUES Mercredi dernier à 11h19

«Hollande a gagné», pour Cohn-Bendit