20日の左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.によると第1次投票で仏社会党(PS)と国民運動連合(UMP)とが接戦で競合した場合には、フランソワ・バイル議長の民主運動(モデムMoDem)は社会党を応援するよう呼びかけるべきだと主張しているオリビエ・エノン(モデム地方幹部)の手紙をジューナリストのジュリアン・マルタン氏が手に入れた。現時点ではバイル議長の決定はまだわかってない。
その手紙では、「我々の選択はなされた。我々の選択は明快だ。それはオランド氏と共に変化するということだ。我々の信頼は現在すでにニコラ・バジルとの間には全然ない。価値観が全く対立するのである」「価値観は(政治)のプログラムよりもずっと重要である」「政治モラルの交代が問題になっているためである」などと書いてある。
「またサルコジの5年間の政治は公金の無駄使いであったと訴えていフランスがひどく悪い政治で管理されてきたといっている。我々は優先すべきフランスの課題をフランソワ・オランド社会党大統領候補の公約の中により多くある」
「明快に言わなければ成らないものがある。それはフランソワ・オランドは我々にとってはフランスの価値と共和国の価値と、そして重大なヒューマニズムの民主主義を回復するための大統領であるということだ」
この5年間、バイル議長はサルコジを厳しく批判してきたわけだから、当然のことオリビエ・エノン氏の意見はもっともなことだ。問題は、何時これをバイル議長が言うかである。
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