2012年4月18日水曜日

シャンゼリゼとコンコルド広場 仏大富豪の昼食会で開始し終了するサルコジ政治を批判



François Hollande en meeting à Lillen Aubry PS


17日、リールのオランド仏社会党大統領候補を支援する集会で演壇に立ったオランドは、「15日、コンコルド広場でサルコジ支持の集会があったが、その広場に面した高級ホテル・クリヨンではフランスの大金持ちで国民運動連合(UMP)の拠金者たちの会合が開かれていた」と話した。オランダはサルコジの大統領任期がシャンゼリゼの高級レストラン・フーケツに始まりコンコルド広場の豪華ホテルで、同じ会食メンバーで終わっているサルコジを批判した。

このことを17日のカナール・アンシュネ紙は、サルコジの第1サークルと呼ばれるUMP最大クラスの拠金者50人ほどがクリヨン・ホテルの昼食会に参加したと暴露している。さらに、政治家暴露の専門週刊紙カナール・アンシュネは、「UMP議員パトリック・バルカニーは夫人とこのクリヨン・ホテルの9500ユーロ(約95万円)の部屋に前日から泊まっていた」ことを明かしている。

一方、マルチーヌ・オブリ社会党書記長は労働者と技術者の多いリールの市長だが、オランドは「もし、五月6日に勝利したならば、フランス再建の中で労働者と技術者の価値を引き上げる」ことを約束した。社会党の勝利でオブリ首相誕生の声もささやかれて来ている。オランドは油断をしないように気を張っている。

【参考記事】

A Lille, Hollande dénonce "les grandes fortunes" qui étaient au Crillon