リビア市民の情報操作・統御がは、2007年にサルコジ前大統領がリビアの独裁者アマル・カダフィ大佐をフランスに国賓扱いで招待した折に、電子機器の先端会社でビュル(Bull)の子会社アメジィス(Amesys)はリビア市民のインターネット情報を操作・統制できる機器をカダフィに販売した。このことで、フランスのNGO組織である人権普及国際連盟 (FIDH)と人権擁護団体(LDH)が同企業の独裁者への共謀を訴えていたが、このほど裁判所で審議が開始された。
ノルマンディのレンヌにあるビュル(Bull)系列のアメジェス(Amesys)社はフランス国が株の一部をもっている仏国における新技術のチャンピオン的存在だといわれていて2010年にビュルが買収した。アメジェスは情報保護システムを専門とする企業で移動通信機器の回線とインタビュー網を監視する技術を持っている。これは特定の人物やメセージを読み出して解析できるスパイ技術である。
これをフランス政府の主催のもとに独裁者に売り込んだことが問題になっていた。アメジィス社はリビアとの契約をそのエリゼ大統領官邸の指揮のもとに履行していただけだといっている。
【参考記事】
Tribuna
Amesys rattrapée par son passé libyen
http://www.europe1.fr/France/Amesys-rattrapee-par-son-passe-libyen-1094117/
l francés investiga a una empresa por complicidad en torturas en Libia