2012年6月3日日曜日

販売禁止の仏製対空ロケット砲がリストに ルワンダ大量殺戮前夜の大統領殺害で使用か

1994年のルワンダ大量殺戮(ジェノサイド)の前夜に販売禁止の仏製対空ロケット砲14機がルワンダ軍の武器リストに記載されていたことを示す国連資料を左派系新聞リベラション紙が暴露した。ルワンダ国際刑事裁判所(ICC-CPI )に告訴されているルワンダの旧幹部は、武器を所持してないことから襲撃が不可能なことを1994年以来主張しつづけてきていた。


1994年4月6日、この対空ロケット砲でハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領を乗せた飛行機を墜落させ死亡させたと見られきている。

この大統領殺害の報復として、ルワンダ政府軍とフツ強硬派民兵組織がツチ族とフツ穏健派への大量殺戮を引き起こした。これをめぐり、当時のフランスは反政府指導者のカガメ大統領側が墜落を命じたと認定している。