24日、秘かにフランスからリビアへ引き渡されたリビア元首相のバグダディ・アリ・マハムーディ氏はルノー・ヴァン・リュインベック仏判事に話したがっていることがあるとして同氏の弁護士マルセル・セカルディ氏が22日に接触していた。同弁護士がインターネット新聞のメディアパー社に明かしたことによると、2011年10月25日の時点ですでにチュニジアの高等裁判所でマハムーディ氏は、「首相として、リビアからのサルコジ氏への大統領選挙資金援助資金の書面を監修していたものだ」と話しているという。
同氏は、北大西洋条約機構(NATO)のリビア(空爆)介入に関し、またリビアとフランスとの関係の真実について、さらには2007年のサルコジの大統領選挙資金と同氏の個人的利益について「真実を明かす時が来た」として、すべてをフランスの判事に暴露する意思があると話している。
リュインベック氏は2002年5月8日にパキスタンのカラチ南部で起きたフランス造船局(DCN、当時は国営)の仏人技術者11人が殺害された事件で、アゴスタ潜水艦の販売には(違法)のコミッションが行われて、それに介入した容疑者のレ バノン人ジアド・タキエディン(Ziad Takieddine)氏を調べているカラチ事件の財政面担当の判事である。