18日、マリ北部でイスラム主義者に捕虜になっていた3人のヨーロッパ人が釈放され19日にブルキナファッソに移動したことが同国の仲介者からフランス通信
(AFP)に報告された。釈放されたのはスペイン人男女がそれぞれ1名とイタリア人女性1人で2011年10月にアルジェリアで誘拐されていた。彼らは全員無事で元気だといっている。
マリ北部のイスラム主義者(Mujao)たちは西アフリカの統一と聖戦を目標に闘っていて、「布教と政戦のためのサラフ主義集団」
(GSPC.現イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織AQMI)と連帯している。
当初はMujaoではモーリタニアで誘拐された2人の女性の人質交換で3千万ユーロ (約30億円)を要求していたが、最終的にはイスラム主義者捕虜との交換となった。