ニジェールで誘拐され捕虜にされているフランス人遺族の質問に対し、26日に初のビデェオ回答がマグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)からあった。遺族はフランス政府に対して捕虜解放の交渉を再会するように12月初めに求めていた。ニジェールにプラトニウム採掘所を持つ仏原子力産業のアレバ社の下請け企業サトム(Satom)社員4人が2010年9月16日にマリ北部で誘拐され、いまだに釈放されないでいる。これはサルコジ前大統領時代に誘拐されたもので、遺族はどうして交渉が停止したのか?フランス人が誘拐され監禁されなければならなかったのか?との疑問を提出していた。
これに対しモーリタニア国営放送インターネット「サハラメディア」は「布教と聖戦のためのサラフ主義集団」(GSPC、現イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織AQMIの首領の一人アブ・ゼイド(Abou Zeid)は現在の所は捕虜は生存していることを明かした。しかしフランスが捕虜釈放交渉を停止していることを問題視している。
Aqmi側では交渉の準備があるのにフランス側がこれに応じないまますでに1年が経過していると批判している。
【参考記事】
Otages du Niger : Aqmi accuse Paris de bloquer les négociations
http://www.franceinfo.fr/politique/otages-du-niger-aqmi-accuse-paris-de-bloquer-les-negociations-844035-2012-12-26