2013年1月4日金曜日

ラガルド元仏経済相の顧問が高速鉄道(TGV)路線変更疑惑

2010年代にサルコジ前大統領政権下で経済相を努めていたクリスチャン・ラガルド国際通貨基金(IMF)総裁の諮問員であったフランシス・ジル・エグエチィエル氏は、自分の家族の住む仏西南部ランド地方のモンドマルサン北部のウッシャ・エ・パランチィス(Uchac-et-Parentis)村にある家族の家を救おうと路線を5キロほど自分の権力を利用して北に変更していたことが告訴されていた。



これはボルドーとビルバオを結ぶ高速鉄道線計画で自分の家族の母親の家が取り壊されることを恐れてTGV(高速鉄道線)の走る線路を変更させた疑惑事件である。

2010年に協会からでた訴訟はモンド・マルサンの検事によって取り消し処分にされていたが、このたびは、2002年5月8日に15人(内フランス人11人)が死亡したカラチ殺害事件の財政問題面を担当するルノー・ヴァン・リュインベック検事がこれを担当することになった。リュインベック検事の再調査は不正利益を問題にしてゆく方向だ。

エグエチィエル氏側ではこの路線変更で壊される家は60件から40件だけに減ったのだと言い訳している。


【参考記事】
http://www.lepoint.fr/societe/un-conseiller-de-christine-lagarde-au-coeur-d-une-polemique-03-01-2013-1608334_23.php

Un ex-conseiller de Bercy fait modifier le tracé d'une ligne TGV ?

http://www.lanouvellerepublique.fr/France-Monde/Actualite/Faits-divers-justice/n/Contenus/Articles/2013/01/03/Un-ex-conseiller-de-Bercy-fait-modifier-le-trace-d-une-ligne-TGV