2013年1月9日水曜日

ホモの結婚承認法案提出を前に カトリックとオランド仏大統領が対立

フランスの宗派代表とオランド仏大統領はエリゼ大統領官邸で8日会見し仏国内が亀裂を起こしていることで話し合った。これはホモの結婚権を認める法案審議を議会で開始することに反対する大規模なデモが13日にパリで予定されているためである。オランド仏大統領は宗教各派の代表と意見を交わし、ホモの結婚論議は分裂を引き起こすことになり何の意味もないと強調した。

オランド大統領はこのホモの結婚を認めることが総ての人の結婚を承認することになり平等権を一歩進めることになると話した。しかし一神教徒らはホモの結婚と養子を承認する法案に強く反対している。

社会の中での宗教の位置に関するオランド大統領の発言は共和国の政教分離の精神に基づくものであるが、ホモの結婚を認めることは1981年の死刑廃止法が成立した時以来のフランスの社会の大改革となるものだといわている。

パリ大司教のアンドレ23世枢機卿はパリのデモに顔を出し挨拶するかもしれないと話している。

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【参考記事】

L'Elysée dément toute tension avec les religions

http://www.europe1.fr/Politique/L-Elysee-dement-toute-tension-avec-les-religions-1372151/