欧州議会と欧州議員がアメリカ国家安全保障局(NSA)によってスパイされていたとドイツの週刊紙デア・シュピーゲル誌が30日版で報道した。国連やワイントンの欧州議会代表の部屋に隠しマイクが仕掛けられていたという。これは欧州審議会の建物でもインターネットや内部機密資料が同様な盗聴の対象になっていたという。仏は米国に説明を要求した。
これが事実だとしたら驚くべきスキャンダル事件だとシュルツ欧州議会議長は宣言した。欧州議員で左派党(PG)議長メランション氏などは、取り交わされたばかりの米国との経済交渉締結を取りやめるべきだと主張している。欧州議会共同仏議長のコンベンディット氏もこれを凍結すべきだと発言している。テロリスト対策であって絶えず行なわれているもので驚きではないと説明する仏議員もある。フランスでは30日昼の国営ラジオ・フランス・アンフォやフランス国営放送テレビA2で報道された。