2013年6月30日日曜日

「バローゾは何もしなかった」サルコジとメルケルの悪い選択 ブリック仏貿易大臣が批判

 「ジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長はその任期中に何もしなかった」「良い選択とは欧州議会にとっていえるものではなかった」とブリック仏貿易大臣は30日にLCIラジオに出演して批判した。 バローゾ委員長はサルコジ前仏大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相とに担がれて欧州議会にとって支持されたが、これは大変に悪い選択であったと述べた。左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.が報道した。

 バローゾは欧州委員会のトップに2004年に選ばれ第二期を2009年から2014年まで続けている。ブリック仏貿易大臣の発言の背景には欧州と米国との映画交渉でバローゾがフランスが無反応であると指摘したのに対しアルノー・モンブール仏生産性再建相が、「バローゾは映画が全く理解できてない。極右派の国民戦線(FN)の燃料になっている」と厳しく反批判した。

 オランド仏大統領はこれに対するコメントは避け、人格的な問題は二次的なものであると遠まわしな言い方をしている。