2013年8月16日金曜日

死者525人 エジプト市民戦争の危機に 警察が実弾使用許可後

 15日、エジプト臨時暫定政権の軍隊の圧制で首都カイロでは死者525人を記録した。482人が市民で43人が警察。負傷者は3200人と公表された。イスラム主義者モハメッド・モルスィ大統領の復帰を求めるイスラム同胞団(フレール・ミュズルモン)側では死者は2200人出たといっている。8月15日、エジプト内相は公共財破壊や警察官への攻撃に対して実弾の使用を認める発言をした。

 オバマ米大統領はエジプトは危険な進路を歩みだしたとして、エジプト軍隊による暫定臨時政権を告発し軍事や経済制裁の可能性を発表した。イスラム同胞団は15日に新たな抗議運動を予定していて全国に呼びかけている。エジプト市民戦争の危機が心配されている。

  15日、オランド仏大統領は在仏エジプト大使を召集しエジプトの罪人保釈凍結などを指示した模様。
【参考記事】

VIDEO. Barack Obama a dénoncé la répression des manifestations qui a fait au moins 525 morts mercredi. Selon lui, le pays est engagé "sur un chemin dangereux".