24日20時42分にスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラで起こった列車の脱線事故は79人の死者をだし、同国では1944年以来の大きな犠牲者を記録した。暗箱の録音から、脱線事故が起きた時には運転手は電話で話していないが、(どのくらい話したかは報道されてない)脱線事故の直前には運転手は受話器を置いていた。電話は車掌からのものであったと仏国営ラジオ・フランス・アンフォは31日19時15分のニュースで報道した。
列車の運転手ジョゼ・ガルゾ・アモ氏(52歳)は許容速度の2倍以上の192キロの速度で走っていることを誇って同僚に電話した直後に起きたと30日には報道されていた。サンチャゴ・デ・コンポステラの4キロ前のカーブの箇所で運転手はブレーキを踏んだが、153キロのスピードで脱線事故となった。自動ブレーキ制御システムがこの箇所では設備されてなかった。
脱線する数分前にスペイン鉄道の職員から運転手に備え付け電話へ通話があった。これは列車が駅に到着を知らせるもので、運転手は書類を調べていた模様だとされている。これに対し調査員は運転手はこの路線を60回ほども運転しているのにどうして電話で路線確認などしているのか疑問だと言っている。
負傷者は178人、66人が入院中でそのうちの15人が重症。
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