2013年9月7日土曜日

G20でオランド仏大統領 アサド記者会見のフィガロ紙を非難


  6日、ロシアのサントペテルブルグで開催中のG20会議で記者会見を受けたオランド仏大統領は、2日掲載の右派系仏新聞フィガロのアサド大統領インタビューを非難した。オランド氏は独裁者のインタビューによって、フランス人の意見が鮮明化させられることに対し、フィガロ紙の持つ市民感覚は決して感謝できるものではないと批判した。今や明快に反対派を粛清したいことが我々は理解できたと皮肉っている。民主主義国の新聞でありながら、独裁者の好き勝手な嘘とフランス国民への脅迫をフィガロ紙が許してしまったとオランダ氏は言っている。

 フィガロ紙のダマス特派員ジョージュ・マルブルノ(Georges Malbrunot)氏がバッシャール・アサド大統領に記者会見したものでエリゼ大統領官邸を怒らせている。オランド大統領はアサドが政治的な解決など初めから考えてなくて化学兵器を使ってないと嘘をいい、またフランス国民を脅迫し分断させていることがわかったと言っている。

 アサドはフィガロ紙の「フランスはシリアの敵になったのか?」というインタビューの質問に答えた中で、「フランス人は我々の敵ではない。しかしフランス国の政治がシリアの敵である」「フランスの政策がシリア人民の敵であり、この国家がフランス人民の敵なのだ」とフランスの利益を語っている。


La mise en garde d'Assad à la France