2013年9月7日土曜日

オランド主張のシリア軍事介入 オバマとプーチンがG20で対立 

 ロシアのサントペテルブルグのG20会議の折に記者会見したオランド仏大統領は、国際条約違反の化学兵器利用のシリア危機にふれて軍事介入の必要性を再度発言した。政治的な解決のためにはそれに加速を加えるのは軍事介入であるとの見解を出している。

 オランドは米議会が来週9日に軍事介入の是非を決める承認投票の結果を待っている。フランスが一国でシリアへ軍事介入することは問題外であるが、それはフランスが軍事力がないからではなくて、この種の行動には広い連帯が必要だということだとオランドは説明している。

 オランド仏大統領は、8月21日のダマス近郊でアサド体制が化学兵器を使用とされるが、国連の調査結果を待っている。この情報を得てから自分の決定をフランス国民に宣言することになる。

 ロシアのプーチン大統領などは国連の決定に従うとしていてシリアへの軍事介入に反対している。フランスは政治的交渉がブロックしている国連決議を経ないで、シリアへの限定的軍事介入を主張している。その場合にはシリアの軍事施設だけに狙いが定められるという。

【参考記事】

Syrie : "Une action militaire peut accélérer la solution politique" (Hollande)

LE VENDREDI 6 SEPTEMBRE 2013 À 16:55 mis à jour à 17:59