2013年9月10日火曜日

ペイヨン仏教育相 政教分離の仏教育憲章を発表

 9日、ヴァンサン・ペイヨン仏教育相は政教分離(ライシテ)は1人1人を対立させるためのものではなくて、1人1人を対立させようとする者との闘いでありみんなが仲良く生活するための共和国の知恵であるとして15章からなる政教分離の教育憲章をセイヌ・マルヌ県の学校を訪問して発表した。これは幼稚園から高校まで教室に貼り出されることになる。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が何度も報道している。
 
 ライシテはよく理解されてない。私自身最近知ったことは国家の最高機関の人間でも政教分離(ライシテ)に関して可笑しな理解を示していることであるとペイヨン仏教育相は語る。例えばライシテとは禁止の代名詞であるという者たちがいる。しかしライシテとは我々が自由に一緒にだれもが存在できるということなのだと語った。


 

  ライシテ監視委員長のジャンルイ・ビィエンコ氏によると、100年のライシテの歴史で今回の教育憲章が問題を総て解決するとは思ってない。しかし人々には準拠点が必要であって・・・一緒に生活する解決の枠が必要なのである。総ての人々を納得させるものだとは思っていないと語った。

 反政府側ではこれを単なる玩具でしかないと批判している。極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンなどは問題解決には程遠いメディア的ジェスチャー以外の何者でもないとしている。

 護憲派のドミニック・ボウディス氏仏国家審議会にその憲章の必要性を明快にするよう諮問するとしている。
 

【参考記事】

Une charte de la laïcité "pour rassembler tout le monde"

LE LUNDI 9 SEPTEMBRE 2013 À 15:30 mis à jour à 16:38
Par Guillaume Gaven

"La laïcité, elle protège, elle n'agresse pas" (Vincent Peillon)


LE LUNDI 9 SEPTEMBRE 2013 À 14:58
Par Guillaume Gaven