2013年9月9日月曜日

フランス電力(EDF)従業員の放射能汚染肺癌死亡に 裁判所が有罪判決



 フランス電力(EDF)従業員が肺癌で死亡したことでオルレアン社会保障問題裁判所は8月27日に有罪判決を出していた事を9月8日の日曜新聞(JDD)が明かした。53歳で2009年に死亡した死亡したクロワ(Jean-François Croix)氏はボイラー係としてEDFに30年勤続していた。

 同氏は職場で微弱ながら放射能汚染を受けてきた。オルレアン裁判所は、EDF側が肺癌と放射能汚染との無関係性を示す多くの科学的資料を提出したとしても、EDFの原発基地安全対策は抗弁の余地のないものだとして95000ユーロ(約1230万円)の賠償金を要求している。

 EDFでは判決を承認できないとして上訴することにしている。

【参考記事】
Nucléaire : EDF condamné pour le cancer d'un employé
Le Monde.fr avec AFP |  • Mis à jour le