2013年9月2日月曜日

オバマのシリア爆撃延期に シリア反体制派は失望

 シリア反体制派はオバマ米大統領がバカンス明けの99日の議会承認によってしかアサド体制爆撃を行なわないことを831日に発表したことで、その決定に失望している。イスタンブールに陣取るシリア人国家連合(CNS)では米議会の議員にアサド体制の死の爆撃をやめさせるよう訴えた。シリア人国家連合(CNS)では特に英国とドイツなど西欧諸国に代表を送る予定だ。またサウジアラビアなどが中心になってアラブ諸国のアサド反体制勢力に援助を求める。北朝鮮やイランの独裁者と同じアサド体制のシリア市民への暴行に対し自由世界諸国がどのように対処していくのかが注視されている。


 91日、シリア体制のアサド大統領側では、シリア国営放送でイラン高官との会合の折に独裁者アサドは話し、シリアは人民と軍隊のレジスタンスによって国の安定と安全が戻るまで勝利を手に入れていくと宣言している。

 シリア体制の責任者はオバマが爆撃を延ばし躊躇していることで誰もシリアが不正な殺害をしていることを証拠だてることができないのだと説明している。同高官は米議会に対し知恵をしぼってシリア制裁を承認しないよう呼びかけている。またシリア爆撃を主張し続けるフランスの態度をフランス国民を騙した無責任な振る舞いであると非難した。

 シリアでは反アサド体制の抗議が始まった20113月中旬のオムス事件以来これまでに11371人が死亡している。