2013年9月4日水曜日

ケリー米国務長官 シリアの殺戮劇を安楽イスから観戦できないと宣言

 9日の米議会投票を前に3日夜ジョン・ケリー米国務長官は「手をこまねいてシリアの殺戮劇を安楽イスで観戦しているわけにはゆかない」とアサドの独裁を批判し米国の軍事介入を呼びかけて共和党議員の大多数の支持を得た。仏は米の議会承認がない限り投票は意味がないとしてそれを前提に4日16時からのデバ(討論)をおこなう。ロラン・ファビウス仏外相は今のところはシリア制裁で投票は行なわないが、今後投票をする可能性もあると4日朝の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)で述べている。
 
 ロシアのプーチン大統領はシリアへの軍事介入を支持することは除外してないとしながらも、絶対的な化学兵器使用の証拠がない限り、また国連の承認が条件だとしている。国連での拒否権を中国とロシアが行使しているので国連の機能がストップしていることをプーチン大統領は除外視して話した。