2015年2月20日金曜日

ベルナール・タピ優遇私設裁判事件 パリ裁判所は再審と605億円返済を勧告

リヨネ銀行との係争で実業家ベルナール・タピ氏は403万ユーロ(約605億円)を得て「タピ優遇私設裁判事件」として話題になっていたが、1月16日パリ裁判所は再審を勧告し国へ金を返済することにを命じた。タピ氏裁判は2007年に私設裁判を組織して行われ、中心判事には元ベルサイユ高等裁判所総長ピエール・エストゥップがなっていたが、この私設裁判の決定には国家の大金であるだけに、当時経済相で現国際通貨基金(IMF)総裁のクリスティーヌ・ラガルドさんとその責任者であるサルコジ前大統領の指示があったものとみられていて、事件が大きく膨れ上がってきた。