2013年9月4日水曜日

60日間のシリア空爆 地上戦を除外条件に米共和党が戦闘支持

  昨夜3日ジョン・ケリー米国務長官の「我々はシリアの殺戮を前に手をこまねいて観戦しているわけにはいかない」との演説によって、オバマ米大統領は共和党の支持を得ることができた。シリアへの戦闘は空爆だけにして地上戦を除外し期限は60日以内で延長は30日以内を条件とした内容だ。この議案を米議会は来週9日に投票する。仏はシリア軍事介入に関して今日4日午後からデバ(討議)があるが投票は予定されてない。オランド仏大統領は3日夜、行動の決意を強くしていると再確認している。しかし仏大統領は米国の議会決議がどうなるかを気にしているようだ。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が伝えている。


 フランスだけではシリア軍事介入はおそらく困難だ。国際社会の連帯と米議会の決定を期待している。もし米議会が拒否した場合にはシリアへの軍事介入はフランスだけですることをオランド仏大統領は再確認した。フランスはシリア反体制派を支持して責任を全うするといっている。

 明日から開始するサンテペトロスブルグでのG20では、シリア問題を議題に欧州議会は責任を持ってダマスでの化学兵器使用を追及していくことをオランド大統領は考えている。