2013年11月12日火曜日

ルワンダ大虐殺の主犯が次々と逮捕  国際刑事裁判所(TPRI)提訴

1994年のルワンダ大虐殺の主犯の一人と見られるジャン-ボスコ・ウィンキンディ氏(59)が、2001年以来ルワンダ大虐殺国際刑事裁判所(TPRI)から大量虐殺の人権犯罪の容疑で提訴されていたが、ウガンダの西部で6月30日に逮捕されていることがウガンダ警察から2日に発表された。逮捕に貢献する総ての情報に対して米国は500万ドルの賞金を支払っていた。(本文の初出 / 公開日時: 2010年7月4日 @ 0:58  )

5月26日には、パリ近郊のサノワ市で、元医者ユージンヌ・ラワムチョ氏(51)が、1994年のルワンダ大虐殺の責任者会議に参加していた容疑で、同国出身者の葬式に参列しているところを逮捕されている。同氏は2008年から2010年までは、ベルギーのモーベール病院で医師として働いていた。ベルサイユ裁判所は6月9日の法廷でルワンダ政府の要求する容疑者引渡しにたいし、8月20日前までに死刑に変わり得る禁固刑などでルワンダ側の情報を提出するように要請した。裁判は9月8日に予定されている。

国連によると、ルワンダの大虐殺ではツチと穏健派のフツは1994年4月の大虐殺勃発の契機となったルワンダのハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領をのせた飛行機が墜落された事件から7月にかけて80万人が殺害されているとしている。飛行機墜落の犯人を反政府側であったポール・カガメ大統領が命じたとするフランス側の見解と衝突し、ルワンダはフランスと断絶し現在は英国との関係を強めている。


(参考記事)

(FRANCE24)
http://www.france24.com/fr/20100702-rwanda-principaux-suspects-genocide-arrete-ouganda
「ル・ポワン」誌
http://www.lepoint.fr/monde/un-des-principaux-suspects-rwandais-du-genocide-arrete-02-07-2010-1210256_24.php