2013年12月10日火曜日

マンデラの葬儀 人種差別の怨念・復讐を乗り越えて世界百カ国の首脳陣が参列 

世界百カ国の首脳陣がネルソン・マンデラ氏の10日の葬儀に参列することが決まっている。フランスではオランド仏大統領が前大統領をこの参列に招待し、サルコジ氏はこれに同意した。米国ではオバマ大統領の他にクリントン前大統領やブッシュ元大統領も参列する。9日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が報道した。この葬儀は必ずしもマンデラ氏が闘った人種差別反対の立場ではなくてそれを擁護し推進した大統領たちの出席があることが特徴だ。英国のサッチャー氏なども出席することが許されただろう。そこにはマンデラ氏がキリスト教的善悪の人種差別の憎悪を乗り越えて、怨念の復讐というものを嫌ったことがあり、その思想を尊厳し継承しようということがあるのだろう。オランド氏はこれを共和国の精神だと解釈してサルコジ氏の出席を希求したといわれている。

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