2013年12月30日月曜日

サボア地方クールシュヴェルのスキー場 オーピストで雪崩れ死亡 


27日のクールシュヴェル(Courchevel 1850m)付近のリフト乗り場。ベルドン(Verdons)リフトで山頂に向うスキー客。長らく降雪がなかったが、雪崩れ事故のあった前日26日は吹雪であった。(写真撮影は筆者 2013年12月27)




27日12時39分に警報が出たが、フランス東部サボワ地方のクールシュヴェル(Courcheve l1850m)スキー場のアバルス渓谷で避難小屋を守る50歳の男性が子供と共に雪崩れにあい死亡した。子供は無事救助されている。初めは雪スクターで二人は谷を登って行ったが、その後でロック・メルレ山頂(l1850m)を戴く避難小屋へとアザラシ皮を使って登っていった。雪スクターを使ったことが雪崩れの引き金になったのではないかと見られている。この日、オーピストでスキーをした人が同様に雪崩にあっている。

しばらく雪が降らなかったのでアイスバーンになっていたところに、26日に大風で吹雪となり新雪が積った。雪のないゲレンデだったのでスキー客も朝から勇んで山頂に登っていた。筆者の驚いたのには赤い上下の服を着たスキーの先生(モニター)が子供たちを何人も引き連れてオー・ピストの新雪の上を滑っていたことだ。その内の一人の男の子は雪の中に入り込みなかなか這い上がれないでいた。筆者はこの先生に大声で、「危ないよ、大きな事故になるから」といったが、彼は知らない振りをしていた。

27日、レメニュイ(Les Menuires )から、メリベル(Méribel)、クルシュベル(Courchevel )へと滑った筆者は2台のヘリコプターが救助に駆けつけているのを目撃している。

29日のフランス・アンテール・ラジオ(France Inter)によるとこの3日間でフランスで雪崩で死亡したのは5人を数えたと報道された。