2014年4月14日月曜日

アルジェリア大統領選挙は無効 表現の自由弾圧でアムネスティが告訴


4月7日、アルジェリアの大統領選挙では、ブーテフリカ大統領(77歳)が有力だが、対抗候補のリーベン・フィス氏など15候補をテロリスト扱いにして批判の声を封じ込め握りつぶしたとして国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルが表現の自由弾圧で訴えた。アムネスティではアルジェリア政府がどんな公共での批判も容認しなかったとして批判権が制限されていた今回の大統領選挙投票結果は認められない無効なものだと批判している。


アムネスティでは反対者は警察によって粉砕され党員や活動家は逮捕されたと指摘されている。アルジェリア政府では引き続きブーテフリカ大統領の主張と乖離するジャーナリストなどを狙った熱湯をかけるなどの弾圧が行なわれたと証言者のことばを伝えている。

アルジェリアのブーテフリカ大統領は4期目で、最近、ブーテフリカ氏は病気のためにパリへ3ヶ月も入院治療に来ていて大統領選挙ではその姿をほとんど見せてなかった。そのために幽霊候補ともささやかれていた。当選しても高齢と病気ではアルジェリアの政治は腐敗する一方だとの声もある。