2014年5月25日日曜日

ブリュッセルのユダヤ人美術館で3人がテロ殺害 欧州議会選挙を狙ったものか

ブリュッセルのユダヤ人美術館で女性2人と男性1人が死亡、1人が重症を負ったと24日昼に記者会見で発表された。事件の容疑者と見られる女性が夕刻に尋問を受けている。ベルギーのジェエル・ミルケ内相は組織的な犯行で人種差別主義者のテロ行為だと見ている。しかし、25日の欧州議会選挙を前にしたテロはナショナリストの犯行とは必ずしもいえないようだ。ユダヤ美術館はブリュックセルでは大使館と同じく警備はニボー3で、警察は常時駐在し監視していることになっていたと同内相は説明。また他の美術館と同様に一般旅行者に解放されていて特に近くにユダヤ人街があるというのでもなかったと付け加えている。

フランス国営放送テレビA2の映像にも犠牲者が美術館の入り口で頭から血を流して横たわっている姿が映し出された。

撃ち合いの最中に近くに止めてあった車にのって疾走した者がいたといっているがこの女性が犯人だかどうかは今のところわかってないという。疾走した下車のナンバープレートは控えた人がいるとベルガ紙はいっている。デェディエ・リンデェー外務大臣は多くの証人がいてほぼ一致していることから操作の手がかりになるといっている。人が地面に倒れ血をながしているのは家族などの事を考えると、ショックであったといっている。