28カ国から総数751人が選ばれる25日の欧州議会議員選挙にはその選出方法に各国で違いもある。共通なのは、国民数に比例してドイツは最多数の96議席、フランスは74議席、英国とイタリアが73議席という順になっていることだ。ポルトガルは51議席、オランダが21議席、デンマーク13議席、リチュアニは11議席、マルタ、ルクセンブルグ、エストニア、キプロスがそれぞれ6議席となる。フランスなどは8つの地方別に立候補を立てて投票する。イタリアは5地方、英国は12地方、ポーランドは13地方という具合だ。しかし、アイルランドは小国だが3地方にわけて投票を行なう。多くの国では、小国ということもあって国単位で投票する。
しかし投票日は同じではなくて英国は木曜日と伝統的に決まっている。アイルランドは金曜日だ。
独や英国やフランスなどは1人の欧州議員は約65万人の投票者の代表である。同じくルクセンブルグなどは6万人の代表となっている。
5年毎に欧州議員が選ばれる。選挙候補者は1カ国からで、しかも各国内の議員との兼任ができない。
候補者は今年は、フランスは193人が立候補。欧州全体では900人の候補者がいる。
