オバマ米大統領は6月6日のノルマンディ上陸作戦70周年を記念式典に参加するが、その前に4日にはウクライナの25周年民主選挙記念に訪問して新大統領を支援する。フランスからはオランド大統領が欧州問題相ハーレム・デジィール氏を随行して参加する。このウクライナでの会合はノルマンディ上陸作戦記念式典の始まりとも考えられている。6月4日はプーチンはなんの目的だかはかわからないがモスクワでサルコジと会合する予定らしい。
一方ロシアのプーチン大統領はノルマンディに来るが、5月25日の大統領選挙では、親ロシア派で分離主義者らの圧力を振り切って、親欧米派のペトロ・ポロシェンコは54パーセントを獲得しウクライナの新大統領に当選した。ロシア側では同氏とは会合することは予定してないないといっている。
オランド仏大統領が主催する6月5日の晩餐会にはプーチンも出席するだろうからそこでポロシェンコと対面することになるだろう。
世界が平和と民主主義を望むなかでそれを結実させるノルマンディ上陸作戦70周年記念へと動いている。それを妨害しようとすることは許されない。世界の首脳がフランスに一堂に会して顔を合わせて話し合うことが大事である。民主主義を望み平和を実現しようとするのならドイツのメルケルや日本の安倍も参加すべきなのだ。
【参考記事】
http://www.lesechos.fr/economie-france/social/0203536444914-les-points-chauds-du-mardi-3-juin-1008613.php
http://www.ouest-france.fr/70e-d-day-une-rencontre-poutine-porochenko-nest-pas-envisagee-2591938