6月3日に、フランス財政担当検事がアレバ社の前社長アンヌ・ローベルジョン氏宅とアレバ本社を家宅捜査した。ウラミンはアフリカでウラン鉱石の開発をしているカナダの会社で、アレバ社がウラミン社を2007年に17億ユーロ(約2550億円)で買収したが、この買収によりアレバが大きく旋回し巨額の赤字をだしたからだ。ウラミンの2010年と2011年の株価格の暴落は19億ユーロ(約2850億円)とされ、ウランは引き続き価格が落ちていた。
裁判所はウラミン買収以前に、ウラン鉱の採掘困難を事前にわざと隠していたのかどうかを捜査していた。また判事は、ウランの値段暴落の発見を遅れさせるために、補助のウラン使用を故意に遅らせたのかどうかを知りたがっていた。