2014年7月10日木曜日

仏旧体制を叩くフェミニスト全裸抗議に パリのノートルダム寺院裁判が結審

2013年3月にパリのノートルダム寺院に全裸で闖入して身廊部に展示中の鐘を棒などでたたいた事件で、今日7月9日に裁判所は一人1500ユーロ(約22万5千円)の罰金を支払うことを宣告した。事件はキリスト教のブノワ16世教皇がホモに対し強権的な扱いをしているとしてこれに反対する抗議であった。ノートルダムの鐘は昨年暮れにノルマンディのビルデュー・エ・ポエルで鋳造しなおされたばかりで暫定的に身廊部下におかれていたもの。

彼女たちの抗議で叩き鳴らされた鐘は金箔などが剥がれて飛び散ったと賠償金を要求していた。鐘の音が変わってしまったので、元の旧制度時代の音がするように鋳造されたという。それならばこの鐘が彼女たちホモにとって格好の抗議対象であったのは偶然ではないだろう。今後旧思想や旧権力との闘いでこの女性全裸の抗議は世界各地にさらに広がりを見せることは確かだ。