2014年7月12日土曜日

サルコジやUMP議員のアシスタントには100万円以上 コッペ前議長のアシスタント妻にはUMPから報酬金が暴露

7月9日の政治暴露記事専門のカナールアンジュネ紙は2013年のUMPの代表的幹部議員の電話料金と給料を暴露した。コッペの3台の携帯は8000ユーロ(約120万円)だ。元法務大臣ラシダ・ダチ現欧州議員の携帯料金は10000ユーロ(約150万円)以上。飛行機代は4000ユーロ(約60万円)、列車代が9000ユーロ(約135万円)となっている。日曜新聞JDDが明かしたサルコジ周辺の幹部ではエリック・セザリー総秘書官が月額12500ユーロ(約188万円)で手取りで10000ユーロ(約150万円)だ。ブリス・オートフー元移民大臣の協力者ジョフロイ・ディディエ氏は8500ユーロ(約128万円)で手取りでは6200ユーロ(約93万円)だ。元法務大臣ラシダ・ダチ現欧州議員のアシスタントは月に7000ユーロ(約105万円)を得ている。ダチUMP議員はコッペ議長のアシスタントのナディアさんと同一視されるのを恐れて、私はUMPから金をもらってないと釘をさしている。

7月6日の日曜新聞JDDはジャン・フランソワ・コッペ前議長の妻のナデアさんは2013年だけでも24000ユーロ(約360万円)もの飛行機料金をUMPが払っていたことを暴露した。コッペ議長に付いていったためだと言い訳しているが、ナデアさんはUMP内で特に公認の役職があったわけではない。ナデアさんはコッペ前議長との結婚は2011年だ。しかしその一週間後、政治の真実を追うネット・新聞「メディアパー」が暴露したことによると、6年も前からナデアさんはコッペ氏の国会でのアシスタントとして報酬を受けていた。これは合法的だとしても公的にこのことを一度もコッペは話してない。ナディアさんの報酬は月71万円以上を得ていた。この金額は議員が雇えるアシスタント要員手当ての半分を1人で得ていたことになる。

【参考記事】
http://www.lemonde.fr/politique/article/2014/07/11/petit-florilege-de-boules-puantes-a-l-ump_4455412_823448.html