2015年2月8日日曜日

ジュッペ元首相 モデム共闘主張でサルコジ応援団から揶揄

7日のパリ・ミュチュアリテでの国民運動連合(UMP)党の国家諮問委員の会合に集まってきたボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相は、防弾チョッキにヘルメット姿でバイクでやってきた。11月22日に先日ボルドーで開催された会合に出てMoDemモデムをプリメールに加えるべきだと主張したためにサルコジ応援団から揶揄されたジュッペ氏は、今回もパリでサルコジ陣営の餌食にされた模様。同氏の発言に会場から批判の声があがった。これはジュッペ氏の考えがサルコジ氏と会わないからだ。
サルコジは「社会党(PS)でもなく」「マリーヌ・ペンの極右派系フロンナショナル(FN)党でもなく」という立場でフランス東部のドゥー県での1月8日の地方選挙の決戦投票を同党員に指示を出したのである。しかしジュッペやナタリー・コシウスコモリゼ元環境相などはサルコジとは異なって、ナチスによるアウシュヴィッツ収容所のガス室の存在を否定し移民排除を主張するFN党を支援するのではなくて、その進展を阻止するバリケード網を築くことが必要だとして、FN党に反対している社会党(PS)に決戦投票では入れるべきだと主張している。そのために、UMP党内が大きく分裂している。ジュッペ氏は今回もボルドーの時とおなじように民主運動(MoDemモデム)のフランソワ・バイル議長と共に共同戦線を張ってFN党と戦わなければならないと演壇で主張した。そのために、前もってサルコジから「満足であれば大拍手をし、不満であればそれを表現せよ」と指示がなされていたサルコ陣営の会場から揶揄が飛んだのはそういうわけだ。しかしボルドー市長は落ち着いていて自信がある発言を繰り返した。フランス共和国はマリーヌ・ペンの極右派系フロンナショナル(FN)党と同じではないことは誰もが理解している。ジュッペ氏は、「皆が私を揶揄したければ、私を揶揄するがよい。しかし私はMoDemモデムも入れた中道と右派とを糾合する考えを進めていくだろう」と答えている。サルコジとジュッペの分岐点というのはマリーヌ・ペンの極右派系フロンナショナルのFN党票を受け入れるのか?拒絶するのかの違いで、これには共和主義者であるかどうかも大きく関係している。サルコジを支持する党員が確実に減っている。

L’ex-premier ministre savait à quoi s’attendre. Alain Juppé avait affirmé vendredi, sur le ton de l’ironie, qu’il préparait son « gilet pare-balles » pour venir à ce conseil...
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