朝昼晩と嘘をついているサルコジがフランスのジャーナリストに2014年の「嘘つき大賞」を授与された。これはルモンドリベラション、スラート、フィガロのど各紙のジャーナリストが選考メンバーになっている。嘘をつかない政治家ではアンヌ・ビダルゴパリ市長、元環境相で現在国民運動連合(UMP)党№2のナタリー・コシウスコモリゼが入っている。しかしサルコジの嘘にはメディアが共謀しての嘘が多いことも忘れてはならない。
メディアでの嘘がばれない内に拡大報道するメディアによるサルコジの嘘もある。もちろんテレビ・ラジオのアングルやカメラ視線、拍手の録音などサルコジの写される映像のパッチワークが操作的に編集されていることも多い。メディアを少し注意してみるとそれがよくわかる。
そもそも2002年に地中海のカマルグの原野でジャーナリストの一団を幌馬車に積み込み、サルコジは白馬に一人またがりカーボイよろしく、彼らジャーナリストを引き回したことはその後のサルコジをメディアを考える時に非常に象徴的な意味がある。
国営放送
テレビの局長クラスの任命がこれに続いた。事件のコメント報道は実にサルコジに好都合に作られたと思われるものが今でもある。特に仏大統領選挙の第一次投票直後と次の決戦投票の間で行われたジャーナリストの解説でサルコジの嘘が拡大されてサルコジ勝利の要因の一部となったと見られるセゴレーヌ・ロワイヤル環境相とのデバなどがある。これらを含めてサルコジの嘘つきが普通でない事が、今回メディアで話題になったのはよいことだ。
