10月14日朝9時30分から午後14時30分までパリ南郊外都市のエブリー裁判所は隣町のコルベイル・エッッソンヌ元市長(UMP)で上院議員の億万長者産業家セルジュ・ダッソー氏(88歳)を殺人容疑の証人として取り調べた。 インターネット新聞のメディアパーが報道した9月16日付けのビデェオ記事では、「うまくいかなかったら、それは私のせいではない」「私は全部支払ったのだから、なにがあってもこれ以上一銭も払わない」「ヨウネスが彼と問題があっても、それは私にはどうしようもない」これは、ダッソー氏の弁護士ジャン・ヴェイル氏とピエール・アイク氏との会話で、盗聴録音で改竄されていて個人的なプライベートを侵害するものだとして同弁護士らは消去を要求している。保守系新聞のフィガロ紙(ダッソー氏が社主)はダッソー氏は被害者だと述べて、既にベルサイユ裁判所で私生活の盗聴行為は違法であるという判決(2013年10月6日)をここでも守ってないとしてインターネット新聞のメディアパー社を批判している。メディアパート側では勝手な解釈報道ではなくて事実を提示しているのであるとしている。
ダッソー氏は同市の市長を1995年から2009年まで務めていた。そのころにダッソー氏と関係したヨウネス・ブウノウアラ氏は、2013年2月19日に起こったアマチュア・ボクサーのファタ・O氏(32歳)殺害未遂事件の容疑者となっていた。同氏は拳銃で3発撃たれて負傷している。この殺人未遂事件を目撃している人は多い。
殺人犯はコルベイル・エッッソンヌでは良く知られていてエッソンヌ・タルトレット地区でのセルジュ・ダッソー氏の顔役の1人で、沢山の金を受け取っていたと考えられている。調査官はこの男を殺し屋の1人として考えている。判事はダッソー氏に現在アルジェリアに逃走しているブウノウアラ氏との関係を説明するように要求した。
ダッソー氏 仏国会議員特権で 謎の殺人未遂事件証拠ビデオが保護
【参考記事】
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Créé le 14/10/2013 à 11h24 -- Mis à jour le 14/10/2013 à 16h01