2015年7月20日月曜日

オスカー・グローニング(94歳)に4年禁固 裁判判決はアウシュヴィッツ殺害参加者は総て責任者

オスカー・グローニング(94歳)が7月15日に4年禁固の判決が下った。グローニングは30万人のユダヤ人殺害に協力した罪が問われたことになった。裁判所はアウシュヴィッツ の収容所が大量殺人工場だとしてそれに参加した者はすべて責任をとるべきだと判決を出したことは重要なことであると市民側弁護士は評価している。ドイツ北部ルネブルグ(Lunebourg)でのグローニング裁判はアウシュヴィッツ の収容所で経理を担当してものでも、直接にユダヤ人殺害をしなくても大量殺人工場に参加した者はこれに責任があるとした判決だ。これまでは一部のナチス幹部が裁判になっていたが、今後この判決をめぐり当時のナチス関係者は非常に多かったことから、論議を呼ぶものと見られる。(パリ=飛田正夫 2015/07/20 18:17日本標準時
アウシュビッツ収容所では1940年から1945年の間に110万人が殺害され、その100万人ほどはユダヤ人であった。大量虐殺では量をいっているが、基本的には1人でも殺害することは許されない。ドイツにもそしてフランスにもキリスト教やイスラム教には人間を殺害することを絶対禁止する思想がなく、世界の宗教や道徳にこれが無いことが問題なのだ。もちろん日本の神道も同じで人を殺害することを許している。戦争を許している。こんどの裁判は、たとえ直接手を加えなかった人もこの虐殺に参加した人たちを裁くことにしたのはよいことである。

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■裁判/ドイツ最後のナチス裁判が開始 ハンガリー人30万人ガス室送りで

http://franettese.blogspot.fr/2015/04/30.html

【参考記事】
http://www.bfmtv.com/mediaplayer/video/quatre-ans-de-prison-pour-un-ancien-nazi-586934.html