2015年9月11日金曜日

アルカテルの社長の退職金を12億円に減額 社会的企業責任からも多過ぎる

アルカテル・ルサン(Alcatel-Lucent)テレコムのミッシェル・コンベ社長の退職賞与金は4月に1400万ユーロ(約21億円)だと発表されていたが、9月11日に約半分の約800万ユーロ(約12億円)に減額すると調停された。これは内外から、「貰い過ぎだ」との多くの批判があったための対処だ。減額しても「まだまだ多過ぎる」との意見がアルカテル社員から続出している。(パリ=飛田正夫2015/09/11 21:35日本標準時 )

今日9月11日の昼の国営テレビA2で報道されている。エマニュエル・マクロン経済相はこれを「納得できない」と意見を先週に、同社の新社長との会談の折に述べていたが、マクロン経済相の今回の減額に対する意見は出てない。

問題は、ミッシェル・コンベ社長の通常の労働者からは考えられない報酬賞与を社会的な企業の社長が受けていいものかどうかとうことなのだ。企業の社会的責任はこれをも問うべきであろう。