これと同じ様な事件は多く、過去には労働として大きな滑車を回す動力源として囚人を滑車の中に数人いれてモルモットのように中で回転させることがあった。滑車が巻き上げる荷物が重い場合などは逆回転する。滑車は、まさに洗濯機状態になる。人間を尊厳できない労働がフランスのモンサンミッシェル修道院の中で、国家の牢獄となった時代にこのシステムが使用されていた。
人間は囚人でも非人間的な死刑や拷問の殺害をしてはならない。それが公的な刑務所や監獄であっても否定されなければならないのであるが、残念ながら現代でも戦争や過酷な労働が人間を機械仕掛けの洗濯機に投入して逃げられないようにしながら殺人することを許している。
洗濯機に入れられ死亡した少年は、生まれてすぐのころから過酷な仕打ちを父親から受けていたが、母親はそれを見ながら少年をかばう事をしなかったという。彼女もこの同伴者に殴られていたからだというのだ。
フランスの友人のアパートにはマグレブの家族がいて毎朝、子供が折檻されていて母親が凄い声で叫んでいるというのだ。それで起こされしまうのだと。共有壁をたたいて警告することもあるのだという。父親はどうしているのだろうか。子供には洗濯機は必要ないので、父と母の慈愛が必要なのである。