警察の予測によるとオーストリア国境を歩いて通過したので、ドイツを目指すと見られている。ドイツは「難民」に相当しない移住民は排除することも除外しないと言っている。
ジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長は、事態は大きいと判断している。ヨーロッパを分離する者は希望を閉ざし他者を害する者だと悲嘆にくれ、この移住者の長蛇の列を前にして、第2次世界大戦末期のイメージを重ねて、話しているようであった。
欧州委員会は緊急事態として、25日にブリュッセルでバルカン半島からの移住民や難民問題で会議を持ち、オーストリア、ベルギー、クロアチア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、ルーマニア、セルビアやスロベニア、マケドニアの首相も参加することを発表した。
トルコ沿岸からのギリシャへ入って来る移住民も急激に増加しているという。国連によると、50万2000人ほどが今年1月からこの海路で入ってきていて欧州共同体への入った移住民全体の64万3000人のほとんどであったと指摘している。
トルコは、ロシア空軍のアサド軍支援でシリア北部が爆撃された後に、シリアとの国境に新たな難民の移住者の流れが準備されたと言っている。
ロシアとシリアはシリア領内のイスラム主義国家組織(IS)を攻撃しないで、反アサド政権勢力の民衆蜂起がわをテロリストとして爆撃している。
20日と21日にマドリッドで欧州共同体の保守派が集会しヨーロッパ国境の防衛強化を呼びかけた。有名なフランスのミッシェル・ロカー前首相のスローガンである「我々は世界の総ての悲惨を受け入れることはできない」を繰り返しジョゼフ・ドォル(Joseph Daul)ヨーロッパ・ポピュラリスト党首を中心に叫んでいる。