2015年10月16日金曜日

ロシア戦闘機の援軍でアサド軍が 蜂起軍攻撃に前進

シリアのアサド軍はロシアの戦闘機に支援されてシリア蜂起市民の多いオム(Homs)の町の少し北に位置するダルダー アルカビラ(d'al-Dar Al-Kabirah)の村に攻め入ったと非政府組織(NGO)とシリアの国営テレビが15日に報道した。9月30日からロシアの支援を受けたアサド軍はこれまでにロシアの爆撃の80%から90%がイスラム主義国家組織(IS/EI)を狙ったものではなくて、反アサド陣営をテロリストなのだとしてこれを空爆してきたといわれている。ロシア側は米国との交渉に建設的なものがないとして正面から拒絶していて、ロシアはテロリストを攻撃しているのに、これを批判していているのは理解できないと不満だ。(パリ=飛田正夫2015/10/16 0:12日本標準時


シリアのテレビは攻撃の目的は当地区の村内の安全を回復させるためだとしている。シリア軍がフランス通信(AFP)に伝える情報ではこの戦闘は反アサド蜂起市民の町オムスとハマ(Hama)の町の連絡を遮断するためだという。特にその二つの町の間にあるタルビゼ(Talbissé)の町は2012年から蜂起側が支配している。