ポーランド議会選挙 ヨーロッパ懐疑派のカチンスキーの「法と正義」が政権掌握

10月25日、ポーランドは反ヨーロッパ派のカチンスキー氏の「法と正義」（Pis）が議会選挙で政権を掌握した。得票率は39.1％で、これは議会（下院）の460議席の242議席を獲得することになる。党の性格は右派の欧州懐疑派でカトリック保守派だ。勝利の原因はポーランドへの移民急増で国民の恐怖が引き金となったとみられる。（パリ=飛田正夫　2015/10/26 16:30日本標準時）

2001年に党を結成した若い保守主義の党でヤロスワフ・カチンスキー氏が党首。首相にはベーアタ・ジドロさんが予定されている。8年間政権にあった中道政党の（PO）首相エワ・コパック氏の「市民プラットフォーム」は、23.4％の得票率で議席数は133となった。投票率は51.6％で、最終的には27日夕刻総ての集計がでる。