2015年11月25日水曜日

オバマ米大統領 プーチンのアサド支持の煮え切らない態度を敬遠 オランドのイスラム主義国家IS爆撃を支持


Guerre en Syrie contre Daech : Obama soutient Hollandeオランド仏大統領は24日にオバマ米大統領を訪問してシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)と闘う協力を約束した。フランスとアメリカは同じ波長に乗ったとフランス国営放送テレビ3チャンネルの特派員ユイグ・ウエ氏は報道した。空爆、情報交換、ダエッシュ・イスラム主義国家の石油基地を攻撃しながらその財政欠乏化でも協力しあう。それに対し、オランド仏大統領がプーチン大統領を連合に引き入れようと持ち掛けたがオバマ米大統領はこれを退けたという。オバマ大統領は反対だというのではなくて、戦争は同じ連合体の目標を一つに持つべきで、シリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)を攻撃しないで、シリアのアサド(Bachar el-Assad)大統領を破滅させずに絶えず支援しようすることには反対なのだとその意向をしめし、オバマ米大統領はフランソワ・オランド仏大統領を明快に指示したという。これでオランド大統領には26日のプーチン大統領との会談で花を添えるものは無くなったと見られる。(パリ=飛田正夫2015/11/25 18:40日本標準時 )

プーチン大統領は11月13日夜に起きたパリの同時テロ射殺事件やエジプトのシナイ半島でのロシア機の墜落でイスラム聖戦主義者の犯行声明があったにも関わらずこれまでこれを認めようとしなかった。それどころかロシアや世界の反応を見てはISを攻撃したりしなかったり態度があやふやであった。

ロシアのプーチン大統領は、11月の20日の国連(ONU)の安保理の票決でもシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)攻撃に拒否権を行使して反対しなかった為に、全会一致でこれが決まっていた。

23日にはオランド大統領はパリにデヴィッド・カメルーン英国首相を迎えて、13日にイスラム聖戦主義者によって銃殺されたバタクラン劇場の前に献花した。その後エリゼ大統領官邸で両者は会談しカメルーン首相は全面的にフランスを支援すると話している。今日はオランド大統領がこれまで2014年以来ダエッシュ・イスラム主義国家組織を攻撃する連合に参加しない声明をだしているドイツのメルケル首相をベルリンに訪問する。

【参考記事】
http://geopolis.francetvinfo.fr/bureau-washington/
http://www.letemps.ch/monde/2015/11/24/obama-hollande-ne-ferment-porte-russie
http://www.rfi.fr/ameriques/20151124-hollande-washington-convaincre-obama-s-engager-plus
http://www.rfi.fr/ameriques/20151124-hollande-washington-convaincre-obama-s-engager-plus
http://www.francetvinfo.fr/monde/proche-orient/offensive-jihadiste-en-irak/guerre-en-syrie-contre-daech-obama-soutient-hollande_1191395.html
http://www.francetvinfo.fr/monde/proche-orient/offensive-jihadiste-en-irak/guerre-en-syrie-contre-daech-obama-soutient-hollande_1191395.html