2015年11月17日火曜日

ストラスブール近くで「限界枠」を超えた「テスト」で仏超特急TGVが転落  

(写真は筆者撮影)
11月14日にストラスブール近くのEckwersheimで、運河を渡る鉄橋から超特急TGVの機関車と車両が水面に落ちるという脱線事故で、11人が死亡、42人が負傷。行方不明が5人となっているが、10歳から14歳までの4人の未成年者は無事で負傷者の数には入っていないという。列車は350キロで走っるテスト運行の最中であった。乗客は50人ほどが乗っていた。フランス国鉄(SNCF)総裁のギヨーム・ペッピィ氏はフランス国営放送テレビ3チャンネルのインタビューに答え、「どんな不自然な動きがあっても通常は即座に自動停止するメカニズムが機能する」が、「テスト運行の場合には、通常運転の限界枠を超えたこともする」と話している。(パリ=飛田正夫 2015/11/17 17:23日本標準時

14日からこれまでに、特異な変化はないと16日に報道されている。

運転手も耳に軽傷を負っただけで、もう聴取の問題はないという。運転手は、スピードはテストの中で決められたもので厳しく守られていて、時速176キロだったと主張している。

ボワット・ノワーが開示されれば、もっと詳しいスピードなどがわかると言っている。

現時点での最優先は犠牲者の家族による死体の確認だとされている。

【関連記事】
http://franettese.blogspot.fr/2015/11/tgv_20.htm
アルザスでのTGV脱線事故の原因は 仏各紙とも「ブレーキの踏み遅れ」は「スピードの出しすぎ」を指摘



【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/faits-divers/accident/dramatique-accident-de-tgv-pres-de-strasbourg_1178117.html

http://www.ledauphine.com/faits-divers/2015/11/16/deraillement-du-train-a-strasbourg-le-conducteur-n-explique-pas-l-accident