サルコジの自分だけ良ければ良いとし、フランス国民がたとえル・ペンの極右派系国民戦線(FN)のファシズムに落ちこんでもかまわないとする危険な政治の遊びが見えてきたのである。先ずはフランス国民を分断化して、右傾化の流れに引き入れた所で、サルコジの登場という計画であったことは間違いないのだ。それで、「共和党」(LC)内部からも国民をもてあそぶ余りにも危険な遊びであるという認識がでたのである。
それが、「共和党」№2のナタリー・コシウスコ・モリゼ(NKM)の地方選挙最中でのサルコジ批判の要点であった。だから、優秀なヴァレリー・ペックレッスさんは、サルコジと同一視されることを嫌って、自分の選挙演説後援会にサルコジを招待しなかったのである。
「共和党」(LC)議員といえども選挙民を裏切ることは出来ないので、サルコジよりも恩を感じているということである。つまりファシズムか?民主主義か?という重大な問題がこの背景に存在していることが感じられるかどうかということなのである。
それで、みんな出席を辞退したのである。サルコジの招待を受け入れたのが二人しか無い為に、サルコジはこの20日の昼食会を中止した。
サルコジは地方選挙直後に、「共和党」№2のナタリー・コシウスコ・モリゼ(NKM)さんを追放し、その後釜にウィキーズを置いた。サルコジは悪口を叩き、二度とテレビに出ないようにしてやると彼女に言い放った。
医者で「共和党」(LC)議員のミッシェル・ドブレ氏は、サルコジのイメージは2012年のビグマリオン選挙資金違反事件と共に悪いとはっきり言っている。
【参考記事】
http://www.lepoint.fr/politique/les-indiscrets-du-point-nicolas-sarkozy-lionel-jospin-gerard-larcher-21-01-2016-2011430_20.php
http://www.dna.fr/actualite/2016/01/21/les-presidents-de-region-lr-dont-philippe-richert-auraient-decline-une-invitation-de-nicolas-sarkozy
http://www.franceinfo.fr/actu/politique/article/nkm-dans-le-viseur-de-nicolas-sarkozy-760137
http://www.franceinfo.fr/actu/politique/article/nkm-dans-le-viseur-de-nicolas-sarkozy-760137