2016年4月23日土曜日

フランスで初 犬の糞を遺伝子(DNA)登録 分析で飼い主に罰金

(パリ=飛田正夫2016/04/23 8:51日本標準時)フランスのベジエ市長ロベール・メナール(Robert Ménard)氏は、犬が道路に落とす糞の遺伝子(DNA)分析から飼い主を捜すことを考えた。これはフランスでは初めてのもの。ベジエ市内で犬を飼うには犬のDNA登録番号カードを飼い主は常に持っていることが要求されている。10月以降はベジエ市の中心街で犬の糞を拾わない飼い主は、罰金450ユーロ(約67500円)が罰せられる。飼い主がDNA登録番号カードを持ってない場合には38ユーロ(約5700円)の罰金が要求される。

ロベール・メナール氏をすでにご存知の方も多い筈だ。フランスで禁止されている人種統計を学校で採って批判された地中海を望むベジエの市長だが、一方で同氏は2008年の北京オリンピックの聖火リレーでは、手錠で五つの輪を組み合わせた「手錠五輪の旗」をギリシャで振ったので有名だ。またこの方はルポルタージュ・サン・フロンチェー(RSF)の創始者で、今は極右派系国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンと組んでいる。この二つの顔を持つメナール氏は犬好きの多いフランス人に、フランス永遠の課題に一つの解決を与えるかと話題になっている。

ベジエ市内の犬は獣医によって遺伝子(DNA)を採集される。糞の方の検査は専門のボルドーにあるラボラトワーに送って調べるが、これは年間5万ユーロ(約750万円)で契約済みだという。


【参考記事】
https://franettese.blogspot.com/b/post-preview?token=bhTfQVQBAAA.SonlKZ5Xt0R1DoQ8kdX-UYNLl8cvE8BVoOW8iuCYjuYGwK9vJzlFEjIo3PfNiohhk4xwjSxcKAcLaGw_PgA80Q.86a114yfE3MaRx7DXRgk1g&postId=7754193358030134826&type=POST

http://www.franceinfo.fr/actu/societe/article/beziers-l-adn-des-chiens-fiche-pour-lutter-contre-les-crottes-784385