(パリ=飛田正夫2016/05/19 20:20日本標準時)19日、パリとエジプトを連絡しているエジプト航空のエアバスA 320、MS804機が、地中海のギリシャの島カルパトス(Karpathos)とエジプト沿岸との間で墜落した模様。乗客は66人でその内フランス人が15人乗っていた。墜落したエジプト航空のエアバスA 320飛行機はフランスのシャルルドゴール第一空港CDG1から飛び立ち、18日から19日にかけての夜にギリシャ空域を出た所でレーダーから突然消えたとギリシャ側はエジプト側に3時41分に警報を出していたもの。ギリシャ側が最後に飛行機と交信したのは3時29分だという。MS804機からの連絡は一切なくなっている。エジプトはテロリストの犯行説を避けている。
ギリシャ領海に墜落したとも報道があるが、ギリシャ側は飛行機はエジプト領海で墜落したといっている。裏にテロリストに狙われていると見られるのを避けたい意向がある。ギリシャ軍隊がヘリコプター2機と軍用機C130を3機、駆逐艦1艘を出動させて捜索中だとギリシャのアテネから国営ラジオ・フランス・アンフォの特派員が報告した。エジプトとギリシャは捜索隊を組織して目下、生存者と機体の破片などを捜査中だ。天候は良かった。飛行機が失踪した時は高度11000メートル上空を飛んでいた。海上への墜落時間はこの高度だと4分間ほどだ。飛行機は13年間使用してきたもので整備をしていればまだまだ問題のないと言われている。まだテロ犯行と技術的な事故であるかは、詳しいことはわかってない。
【参考記事】
http://www.20minutes.fr/monde/egypte/1848095-20160519-crash-vol-paris-caire-egyptair-deux-theses-plausibles-attentat-enchainement-pannes
http://www.lepoint.fr/monde/crash-du-vol-paris-le-caire-qui-va-mener-l-enquete-19-05-2016-2040437_24.php