2016年5月20日金曜日

エジプト航空機 墜落は人為的 米国は遠すぎ、近い仏を狙ったテロか?

(パリ=飛田正夫2016/05/20 1:14日本標準時)19日、パリとエジプトを連絡するエジプト航空機が18日から19日にかけての夜の失踪は飛行機の破片が地中海のクレタ島沖で見つかったことから墜落が確実になった。飛行機のボワット・ノワーはまだ見つかってない。▼ある専門家によるとフランス秘密警察の高官が最近、フランスは世界で一番テロ組織に狙われている国だと指摘していたという。▼またダエッシュ(Daesh=IS)には米国は遠すぎて攻撃する手段がないが、近くにあるフランスは進入しやすく狙いやすいのであるという専門家の分析が報道されている。海は深く2000メートル程あるが、フランスなどは3000から4000メートルの深海から引き上げることをかってやっているので問題はない。目下、日暮れ前に全力で機体の捜査が行われている。飛行機には66人がのっていて乗組員は5人、エジプト航空では決りで3人の警備員が乗り込んでいた。乗客はエジプト人が30人フランス人が15人などが乗っていた。


▼ ダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)の犯行の場合には事件直後の犯行声明があるが、これがないために専門家筋では事故ではないかと見る者もいる。

▼ 一方、別の有名な科学評論家は飛行機が上空で急旋回しているために自動操縦ではなく手動で行ったとして、それはパイロットがしたのかそれとも何者かによって強いられたかはわからない。いずれにしても手動操縦だったと分析している。

▼ オランド仏大統領も記者会見し事件での家族や犠牲者に追悼の言葉をかけるとともに、調査ではテロ犯行筋は勿論のこと、あらゆる筋を放棄していないと述べている。その為かエジプト航空エアバスA 320の出発したフランスのパリ北部にあるシャルルドゴール飛行場第1ターミナル(CDG1)周辺全部の監視カメラを検査して、食品の機内への搬送とか荷物とかに爆弾や不信な人物は近づかなかったかなどと調べている。

▼ メディア各局のジャーナリストがギリシャから通信員を使ってフランスへ捜査の成り行きを報道しているが、シャルルドゴール飛行場第1ターミナルにも多くの報道陣が押寄せている。エジプトへ飛ぶ家族らを取材している。飛行場には家族関係者を支援する精神科医による医療支援サービスが実施されているが、これにたいして「我々は病人でない」との犠牲者家族の意見を伝えたジャーナリストは、「これらの家族にひつようなのは情報だ。政府は情報を彼らに伝えなければいけない」と報道した。これに答えたわけではないが、「フランスは急な被害に対する集団事故でのノーハウが世界でも最も確立している国で、犠牲者を支援することは大事なことだ」と政府関係者はテレビで話している。

墜落した飛行機はギリシャ空域を出た所でレーダーから突然消えたとエジプト側に3時41分に警報を出していたもの。ギリシャ側が最後に飛行機と交信したのは3時29分だという。

ギリシャ側では飛行機はエジプト領海で墜落したといっている。ギリシャ軍隊がヘリコプター2機と軍用機C130を3機、駆逐艦1艘を出動させて捜索中でフランスからも飛行機や捜索船がだされた。



http://www.metronews.fr/info/crash-de-l-a320-d-egyptair-ce-que-l-on-sait-du-drame/mpes!1QJGTCZtPoTHg/
http://www.20minutes.fr/monde/egypte/1848095-20160519-crash-vol-paris-caire-egyptair-deux-theses-plausibles-attentat-enchainement-pannes

http://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2016/05/19/une-fausse-video-de-l-a320-d-egyptair-en-feu-dans-le-ciel-grec_4922644_4355770.html
http://www.bfmtv.com/international/airbus-a320-egyptair-ce-que-l-on-sait-du-vol-paris-le-caire-975498.html