いつでもこの種の事件はテロのレッテルを貼られて、政治的外国人嫌いの右派政治勢力の政治的台頭に利用されやすい。ヨーロッパの統一も破壊される。フランスもドイツも大統領選挙を前に、テロリストの活動が逆に国民の統合が、政治的分裂の道具として利用される絶好の材料にされることを十分に心配している。ニース市での悲劇も悪い政治家たちやメディアの意楽(いぎょう)に利用されることを危惧している。
英国の欧州離脱派が国民投票でEU離脱の理由にしたのは移民・難民の受け入れで、自分たちの職を失うのを嫌ったからである。テロもこわいわけだが、これによってフランスのサルコジのように、国内の右派勢力に油を注ぎ嘘を教唆して右派勢力を掻き立てることで、ペンの極右派系国民戦線(FN)や、テロリストと同じく国内を分断する動きが予想される。
18日21時15分ごろに17歳のアフガニスタンの青年が、今回と同じドイツ南部のバイエルン地方のトルシュリンゲン(Treuchlingen)とヴュルツブルク(Würzburg)とを結ぶ地方列車の中で、乗客を斧とナイフで4人を負傷させた事件では、犯行声明がダエッシュ=イスラム主義国家テロリスト組織(IS)から出されている。青年はヴュルツブルクで列車を降りて逃げたので、ドイツ警察に射殺されている。公衆に危害を加える行為はテロ扱いされている。(文字数 ;985)(投稿パリ時間 12字51分; 日本時間 ;2016/07/23午後12時51分)